がん検診
2024.04.02
当院で行っているがん検診について
みよし呼吸器クリニックでは、「肺がん検診(結核健康診断)」と「大腸がん検診」を行っています。検診内容は下記の通りとなります。
肺がん検診(結核健康診断)
- 対象年齢:65歳以上
- 内容:問診、胸部レントゲン検査
- 受診間隔:年に1回
大腸がん検診
- 対象年齢:40歳以上
- 内容:問診、便潜血検査(2日法)
- 受診間隔:年に1回
肺がんについて
男性はおよそ10人にひとり、女性はおよそ20人にひとりが、一生のうちに肺がんと診断されています(※1)。また、肺がんは日本人のがんによる死亡数の第1位です(男性:第1位、女性:第2位)(※1)。
下のグラフに示す通り、日本人の肺がん死亡数や罹患数(肺がんと診断された人)はともに増加傾向です(がん情報サービスホームページより)。
肺がん検診の重要性
肺がんを根治させるには、早期発見・早期治療が重要です。上記の通り、日本では年1回の胸部レントゲン検査(喀痰細胞診を含む)が推奨されています。日本におけるこれまでの研究結果では、肺がん検診によって約30~60%の肺がん死亡率減少が示されています。
※長期の喫煙歴のあるハイリスクの方には胸部CT検査もご提案しております(胸部CT検査は提携医療機関と連携のうえで行います)。
大腸がんについて
男性はおよそ10人にひとり、女性はおよそ12人にひとりが、一生のうちに大腸がんと診断されています(※1)。また、大腸がんは日本人のがんによる死亡数の第2位です(男性:第2位、女性:第1位)(※1)。
肺がん同様、大腸がんでも死亡数や罹患数(大腸がんと診断された人)はともに増加傾向です(がん情報サービスホームページより)。
まとめ
日本人の2人に1人が一生のうちにがんと診断されるため、がんは現代日本において国民病の一つといえます。中でも、肺がんと大腸がんは日本人のがん死亡数の1位と2位を占めています。
がん検診により全てのがんを発見できるわけではありませんが、なるべく早い段階でがんを発見でき、早期治療につなげる事ができます。
がんの早期発見によりご自身の健康寿命を延ばすためにも、定期的にがん検診を受けるようにしましょう。
(※1)国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」